副鼻腔とは頭蓋骨の中で鼻と両目を取り囲むようにできている空洞で、鼻へとつながっています。ここで起こる炎症には急性・慢性の2種類があり、急性であれば抗生剤による治療を行います。慢性のものは「蓄膿症」と呼ばれるもので、粘り気のある緑色の鼻水が数週間以上出続けることもあります。
お子さまの場合、風邪の合併症によって中耳炎、気管支炎などとともに起こりやすい病気です。感染したウイルスが原因の病気ですので、まずは吸引して腔内を洗浄した上で投薬治療を行います。それらの処置を続けても改善が見られなければ、手術となります。